血液中のタンパク質が低いときの意味と対処法
タンパク質は体に欠かせない栄養素で、さまざまな生理機能を支えます。血液中のタンパク質が不足すると、長期間にわたり健康に深刻な影響を及ぼすことがあります。
血液中のタンパク質の種類
血液中には主にアルブミンとグロブリンの2種類が存在します。
主な機能
タンパク質は鉄やビタミン、ホルモンなどの物質を血液中で輸送する役割を担います。また、腎臓や肝臓へ有害物質を運び、感染防御にも関与しています。
重要性
1989年に『The Lancet』に掲載された研究では、アルブミン濃度が低い人はがんや心疾患などで死亡リスクが高まることが示されました。7,735人の男性を対象に、アルブミンが40 g/L未満の群の死亡率は1,000人あたり23人、48 g/L以上の群は4人でした。
低下の原因
栄養不良が最も一般的な原因とされています。その他、腎臓・肝臓疾患、糖尿病、心不全なども血中タンパク質低下を引き起こします。
正常範囲
検査機関により基準は異なりますが、総タンパク質は5.5〜9.0 g/dL、アルブミンは3.5〜5.5 g/dL、グロブリンは2.0〜3.5 g/dL が一般的に健康とみなされます。
対策とケア
バランスの取れた食事で十分なタンパク質を摂取し、基礎疾患がある場合は医師の指導のもと適切な治療を受けることが重要です。
