ナツメヤシの木

ナツメヤシは高さ30メートル(約99フィート)に成長し、葉は4.5〜5メートル(14〜16フィート)に伸びます。葉は幹を螺旋状に取り巻きます。1本の木は5〜10房の実をつけ、1房には1,000個以上のナツメが含まれることもあります。樹齢3〜5年で実がつき始めますが、商業的に収穫できるようになるのは10〜12年後です。寿命は最大150年とされています。

ナツメの実

熟したナツメは暗褐色で、光沢のあるしわのある皮が特徴です。形は楕円形で長さは2.5〜7.5センチメートル(1〜3インチ)です。品種はデグレット・ヌール、バフリ、ゴールデン・プリンセス、バラクウィ、ハラウィ、カラス、ヒラリ、メジュール、カドラウィなど多様で、食感や味、色が異なります。中東料理の材料として古くから利用され、近年は米国でも人気が高まっています。

栄養価

特にメジュール種は米国で最も入手しやすく、価格が高くサイズも最大です。甘味とジューシーさが際立ち、ビタミンA、A1、C、B1、B2、B3、B5、B6、さらにマグネシウム、リン、鉄、カルシウム、カリウム、たんぱく質、食物繊維を豊富に含みます。低カロリーで脂質・コレステロール・ナトリウムはほとんど含まれませんが、炭水化物が多いため血糖管理が必要な方は適量を守りましょう。

利用法

そのままフレッシュに食べてもスナックやデザートに最適です。種を除去してナッツ、オレンジピール、レモンピール、クリームチーズなどで詰めると一層美味しくなります。ケーキ、パン、プリンなどの焼き菓子や、サラダ、アイスクリーム、シェイクなど中東料理にも幅広く使用されます。

健康効果

カリフォルニア大学デイビス校の植物科学部の報告によれば、ナツメを日常的に摂取するベドウィン系アラブ人は、がんや心臓病の罹患率が非常に低いことが示されています。イスラム医学では、呼吸器系の疾患や心拍数の増加、外傷の治療用軟膏、妊娠後期の子宮筋肉の強化、授乳中の栄養補給などに利用されてきました。