食物感受性除去ダイエット

食物感受性(不耐症)とは、特定の食品に含まれる成分に対して過剰な生理的反応が起こる状態です。原因物質は多くの場合、糖タンパク質ですが、食品添加物に対して敏感になることもあります。食物アレルギーとは異なり、感受性では免疫系が関与せず、代謝的または個別的な反応が現れます。

主な食物感受性

  • セリアック病(グルテン不耐症):小麦、ライ麦、大麦、オーツに含まれるタンパク質であるグルテンに対する不耐症で、米国では約113人に1人が罹患しています。患者の95%が未診断または誤診とされています。
  • 乳糖不耐症:乳製品に含まれる糖質(乳糖)を消化できない状態で、世界人口の約3分の4が影響を受けます。乳アレルギーとは区別してください。
  • 酵母感受性(カンジダ):酵母感染の既往がある人に多く見られ、世界人口の約35%が該当します。免疫力低下が引き金となりますが、他の食物不耐症とは異なり、通常は一時的です。

症状

食物感受性の症状は多岐にわたり、以下のようなものが組み合わせて現れることがあります。

  • 膨満感、腹部膨張
  • かゆみ、皮膚発疹(蕁麻疹、湿疹)
  • ガス、便秘・下痢
  • 頭痛、吐き気
  • 倦怠感、筋肉・関節痛
  • イライラ、睡眠障害
  • 体重の急激な増減、肥満・痩せ過ぎ
  • 不妊、吸収不良による貧血や栄養失調

診断方法

食物感受性やアレルギーは主に「除去食(エリミネーション・ダイエット)」で確認します。特定の食品を一定期間食事から除き、症状の変化を観察し、徐々に再導入して身体の反応を記録することで、問題の食品を特定します。

除去食の実施手順

  1. 開始前に必ず医師に相談し、健康状態を確認します。
  2. 現在の症状を詳細に記録したノートを作成します。
  3. 次の7〜30日間、以下の食品をすべて除外します。
    • 小麦、ライ麦、大麦、オーツ(グルテン)
    • 乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト等)
    • ナッツ、豆類、soy製品
    • トウモロコシ
    • 保存料・添加物が含まれる加工食品
  4. 除外期間中は、野菜、果物(柑橘類除く)、米・米製品、肉類(加工肉は除く)など、除外対象に含まれない食品のみを摂取し、食事日誌に記録します。
  5. 症状が改善したら、1日1食品ずつ再導入します。再導入した食品は24時間以上様子を見て、症状が出なければ次の日に別の食品を導入します。症状が出た場合は、その食品を再度除外し、医師に相談します。

除去食は自己判断で長期間続けるのは危険です。必ず専門家の指導のもとで行い、栄養バランスを保つよう心がけましょう。

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