食べ物のカビは健康に害がありますか?
カビは胞子で増殖する真菌の一種です。多くの食べ物に生えるカビは人体に有害で、胞子を吸い込むとアレルギー反応を起こし、摂取すると下痢などの消化器症状を引き起こすことがあります。
カビの成長
カビは菌糸(ひふぁ)と呼ばれる枝分かれした根と柄で構成され、次のように広がります。
- 菌糸は食品内部へ深く伸び、見えないところまで侵入します。
- 表面の柄から胞子を放出し、周囲に拡散します。
温度と環境
カビの繁殖に適した条件は以下の通りです。
- 比較的温かい環境で活発に増殖しますが、冷蔵庫内でも生き残ります。
- 高湿度と栄養分が豊富な食品は特にカビの温床となります。
カビを切り取って食べるのは危険
表面のカビだけを除去して残りを食べても安全ではありません。理由は次のとおりです。
- 菌糸は見えない部分まで食品全体に広がっているため、目に見えるカビだけを取り除いても内部に残っています。
- 残存した菌糸が産生する毒素やアレルゲンを摂取するリスクがあります。
カビの処分方法
カビが生えた食品は以下の手順で処分しましょう。
- 匂いを嗅がないようにし、直接吸い込むとアレルギー反応を起こす恐れがあります。
- 袋に入れて外部のゴミ箱へ捨て、室内に胞子が拡散しないようにします。
食用カビの例
すべての食べ物のカビが有害なわけではありません。安全に利用されている例として次があります。
- ブルーチーズやブリーチーズなどの熟成チーズに使用されるカビは、風味を高めるために意図的に添加されており、健康に害はありません。
- これらのカビはマイコトキシンを産生しないため、安心して食べられます。
