がん患者の食事管理方法

がんと闘う患者の食事管理は、治療効果を高め、寛解へ導く重要な役割です。がんの進行度に応じて栄養目標は変わりますので、患者さんの状態を把握したうえで、バランスの取れた食事を提供しましょう。

がんに対する栄養の基本

米国がん協会が推奨する、がん予防・治療に適した食事は、果物・野菜・全粒穀物を中心としたものです。食事全体の60%以上をこれらの食品で構成し、毎食に果物と野菜を少なくとも1皿ずつ取り入れます。トマト、ベリー類、カリフラワー、ブロッコリー、ほうれん草などが特に効果的です。

たんぱく質と健康的な脂肪の摂取

残りの40%は、低脂肪のたんぱく源と不飽和脂肪でバランスを取ります。1食につき、果物・野菜・(任意で)全粒穀物・低脂肪たんぱく質・脂肪の5要素を揃えると、栄養が偏るリスクを減らせます。

  • たんぱく質源:鶏肉、七面鳥、卵、魚介類、赤身肉など。
  • 健康的な脂肪源:アーモンド、くるみ、ペカンなどのナッツ類、オリーブオイル、亜麻仁油、魚油などの不飽和脂肪。

調理時にこれらの油を使用したり、野菜に少量のナッツや油をかけることで、自然に脂肪を摂取できます。

進行がん患者への配慮

食欲不振や吐き気がある場合、単に野菜や果物を増やすだけでは摂取量が伸びません。体重維持は治療に不可欠なので、カロリー密度の高い食事を工夫しましょう。

  • 患者の好きな(やや高カロリーな)食材を取り入れる。
  • 食後にデザートを提供し、食事全体の満足度を上げる。
  • プロテインシェイクにピーナッツバターやベリーを加えると、1杯で約800kcalを摂取可能。例:プロテインパウダー2スクープ+自然ピーナッツバター大さじ3杯+牛乳。

このように、味と栄養を両立させたメニューで、体重低下を防ぎます。

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