植物ステロールとスタノールのメリット
自然に存在する物質
ステロールは果物や野菜、穀物、種子、ナッツ、豆類、植物油など多くの植物性食品に微量に含まれています。スタノールも同様の食品に含まれますが、ステロールよりさらに少量です(International Food Information Council の資料)。
コレステロール低下効果
管理栄養士のベッキー・ハンド氏によると、植物ステロールとスタノールの血中コレステロール低下効果は半世紀以上にわたり研究されてきました。これらは動物性食品に含まれるコレステロールと構造が似ており、消化管内でコレステロールの吸収を阻害します。継続的に摂取すれば、血中コレステロールが減少することが確認されています。
その他の利点
Alvin Berger、Peter Jones、Suhad Abumweis の記事(DietaryFiberFood.com)によれば、植物ステロールは抗がん、抗炎症、抗アテローム性、抗酸化作用も示します。そのため、LDL コレステロールが正常範囲の人でも臨床的に重要とされています。また、International Food Information Council は、2型糖尿病患者に対しても有益な効果が報告されていると述べています。
食品添加物としての利用
コレステロール低下効果が実証されたことで、食品メーカーはマージリン、マヨネーズ、チーズ、牛乳、ヨーグルト、サラダドレッシングなど多様な加工食品に植物ステロール・スタノールを添加しています。欧州食品安全機関(EFSA)は2009年夏に、上記のような製品における効果を支持する結論を出しましたが、他の製品への添加は効果が限定的と指摘しています。
推奨摂取量
EFSA の見解では、1日あたり1.5〜2.4 g の摂取で効果が得られるとされています。ベッキー・ハンド氏が示す代表的な食品中のステロール含有量は以下の通りです。
- 小さめのアボカド 0.13 g
- コーン油 大さじ1 0.13 g
- ひまわり種子 1/4カップ 0.19 g
- ステロール添加牛乳 8 oz(約240 ml) 0.40 g
- ステロール添加オレンジジュース 8 oz 1 g
- オートバー 0.40 g
- ステロール添加植物油スプレッド 大さじ1 1 g
