カフェインが人の血圧に与える影響

血圧とは?

血圧は、血液が血管壁に対して及ぼす圧力を示す指標です。上の数値は収縮期血圧、下の数値は拡張期血圧と呼ばれます。血圧が正常より高くなると、血管に負担がかかり、心臓への負荷が増大します。

正常血圧への影響

メイヨークリニックの高血圧専門医シェルドン・G・シェプス博士によれば、カフェインは一時的に血圧を上昇させることがあります。コーヒー2〜3杯分のカフェインで、収縮期血圧が3〜14 mmHg、拡張期血圧が4〜13 mmHg上がることが報告されています。ただし、これはカフェインを常用していない人に限った変化です。

血圧レベル別の影響

2000年の研究(米国心臓協会)では、血圧が正常な男性はカフェイン摂取後の上昇がごくわずかでした。一方、高血圧の男性、特に降圧薬を服用している人は、血圧上昇が顕著でした。とはいえ、非高血圧者にとってはカフェインが有害になるほどの上昇ではないと結論付けられました。

カフェインと思春期

ジョージア医科大学の栄養学者マーガレット・R・サボカ博士は、思春期のカフェイン影響は成人ほど研究が進んでいないと指摘しています。『小児・思春期医学』に掲載された調査では、カフェインを摂取する青少年は摂取しない者の約2倍に上ります。思春期の高血圧が増加する中、カフェインは血圧に影響を与える生活習慣の指標となり得ます。

研究の論争点

カフェインと血圧に関する報告の相違は、研究手法に起因しています。『Hypertension』誌(米国心臓協会)によると、過去の実験はカフェイン未経験者を対象にしたため、日常的にカフェインを摂取している人への結果と乖離が生じやすいと指摘されています。カフェイン耐性は1〜2日で形成されることがあり、耐性を持つ被験者に対する血圧変化は未だ結論が出ていません。

栄養 - 関連記事