ウィートグラスにグルテンは含まれていますか?
セリアック病は小麦、大麦、ライ麦に含まれる弾性タンパク質「グルテン」に対する免疫反応で、胃腸障害や皮膚発疹、脳のもやもやなど多様な症状を引き起こします。患者は生涯にわたりグルテンを完全に避ける必要があります。ウィートグラスは小麦の種子から発芽した若い草で、見た目は小麦と同じですが、成熟した穀物が持つグルテンはまだ生成されていません。
ウィートグラスとは?
ウィートグラスは小麦、 大麦、ライ麦と同じ科に属する草で、主に栄養補助食品として利用されます。ジュースバーや健康食品店で、発芽した小麦ベリーをトレイで育てたものが販売されています。新鮮な葉をすぐに絞って飲むことが推奨されますが、カプセルや乾燥粉末の形でも入手可能です。
ウィートグラスの効果
ウィートグラスの利用は、19世紀のアン・ウィグモアが動物が草を食べる様子から人間にも有益と考えたことが始まりです。高いクロロフィル含有量が肝臓・甲状腺・心血管系など全身の機能をサポートすると主張されていますが、米国食品医薬品局(FDA)はこれらの効能を裏付ける科学的根拠は認めていません。現時点で信頼できる研究は存在しません。
草自体にグルテンは含まれない
ウィートグラスは成長段階が若いため、グルテンを構成するタンパク質がまだ形成されていません。問題となるのは、収穫・加工過程で小麦の種子や芽が混入する可能性です。ジュースを目の前でカット・抽出してもらえる店舗であれば、交差汚染のリスクは低いと言えます。
セリアック病の方への注意
市販のウィートグラス製品は、製造工程で小麦やその種子が混入する恐れがあります。特に乾燥粉末やカプセルは交差汚染が起こりやすく、純度を保証できません。セリアック患者はこれらの加工品を避けるのが安全です。
結論
医師からセリアック病と診断された方は、ウィートグラスの摂取は慎重に判断すべきです。健康効果は十分に実証されておらず、交差汚染された製品を飲むと症状が再発します。どうしても摂取したい場合は、提供場所での調理状況を確認し、加工済み製品は避けましょう。
