身長に影響を与える要因は何ですか?

身長は遺伝子と環境の双方が関与する定量的な形質です。家族間の身長類似性や民族間の遺伝率の研究から、遺伝的要因と環境要因がどの程度身長に影響するかが明らかになっています。

通常の成長パターン

ほとんどの赤ちゃんは平均的な体格で出生し、成長過程で個々の最終身長が決まります。出生後1年で平均約25cm(10インチ)伸び、2年目はその半分の速度に減速します。12歳まで年間約5〜6cmのペースで成長が続き、思春期に急激な成長スパートが起こり、約2年後に成長が止まります。骨端が閉鎖する16〜18歳で身長は最終的に確定します。

異常ではないが変わった成長パターン

子どもが生涯を通じて平均より低めの身長でありながら、思春期が遅れて始まるケースがあります。これは「先天性成長遅延(constitutional growth delay)」と呼ばれ、家系内で遺伝することが多いです。

異常な成長パターン

栄養不良、全身性疾患、骨疾患、胎児期の発育不全などは成人の身長を低くします。女性の低身長はX染色体に関連する遺伝性疾患や、腫瘍、ホルモンバランスの乱れ、甲状腺機能低下などが原因となることがあります。

異常に高い身長

背が高い子どもは両親が高身長であることが多いですが、過剰な成長ホルモン分泌、クラインフェルター症候群などの遺伝性疾患、早熟思春期などが原因で異常に高くなることもあります。

環境要因

USDA分子生物学者のチョウ・チアン・ライ博士は「環境が遺伝的潜在能力を最大限に引き出すと、その形質の遺伝率は高くなる」と述べています。ビタミンやミネラル、思春期前の適切な栄養も身長にプラスの影響を与えます。

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