カロリー制限食の効果と注意点

研究結果

20年にわたる研究で、76匹のリスザルに対し1日あたりのカロリー摂取量を30%削減した結果、老化プロセスが大幅に遅れることが示されました。栄養は同等に保たれ、通常量を食べた群と比較して、カロリー制限群のサルは加齢に伴う疾患や脳萎縮が見られず、認知機能の低下も抑えられました。ヒトへの直接的な適用はまだ検証中ですが、同様の食事が人にも有益である可能性が示唆されています。

その他の証拠

メイヨークリニックによると、カロリー制限が体脂肪率、血圧、コレステロール、血糖、体重に好影響を与えることが報告されています。また、6か月未満の齧歯類が30〜60%カロリーを削減すると、最大寿命が30〜60%延長され、糖尿病・心疾患・がんといった加齢性慢性疾患の発症が少なく、もしくは遅延したという研究結果もあります。

リスク

カロリー制限は健康に有益な面がある一方で、リスクも存在します。特に高齢者や痩せ型の人にとっては安全でない可能性があります。ホルモンバランスの変化、筋肉量の減少、貧血、骨密度低下、生理不順、イライラ、うつ、脚や足のむくみ、倦怠感、めまいなどが報告されています。定期的な運動とカルシウム補給により、骨密度や筋肉量の減少を抑えることが推奨されています。

実践方法

低カロリーダイエットを取り入れるなら、栄養価の高い食品を中心に選びましょう。果物や葉物野菜は少ないカロリーで多くのビタミン・ミネラルを供給します。一方、糖分や脂肪分の多い食品はカロリーは高く栄養価が低いため避けるべきです。1kcalあたりの栄養価を最大化し、体が必要とする栄養をしっかり供給することが、健康的な低カロリーダイエットの鍵です。

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