危険なコレステロール値と健康への影響
体内の血液には常に一定量のコレステロールが存在します。適量は必要ですが、健康な心臓を保つためにはコレステロール値を適正に保つことが重要です。自分のコレステロール数値を把握すれば、心血管疾患から身を守るためにすべきことが見えてきます。
検査方法
コレステロールを測定したい場合は、医師に空腹時血液検査(空腹コレステロール検査)を依頼しましょう。検査前に9〜12時間(通常は夜間)絶食し、血液サンプルを採取します。検査結果でHDL、LDL、総コレステロールの数値が分かります。
コレステロールの基準値
- 総コレステロール:米国心臓協会は200 mg/dL 未満を望ましいとし、240 mg/dL 以上は高リスクとしています。
- HDL(善玉):男性は50 mg/dL 未満、女性は40 mg/dL 未満だと心疾患リスクが高まります。
- LDL(悪玉):160 mg/dL 以上は危険とされ、理想は100 mg/dL 未満です。
原因
コレステロールは体内で合成されますが、食事からも摂取します。飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、コレステロールを多く含む食品は数値を上げる要因です。喫煙や運動不足もHDLを低下させます。遺伝的にコレステロールが高くなる人もおり、家族に高コレステロールの人がいる場合はリスクが高まります。医師と相談し、遺伝的要因かどうかを確認しましょう。
リスク
悪玉コレステロールが過剰になると、動脈壁にプラークが蓄積します(動脈硬化)。これにより血流が阻害され、冠状動脈疾患の原因となります。また、プラークが血栓を形成しやすくなり、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。幸い、生活習慣の改善と医療介入でコントロール可能です。
予防・対策
以下の生活習慣がコレステロール値の正常化に役立ちます。
- 飽和脂肪酸やコレステロールが多い食品を控える(例:赤身肉より鶏肉・七面鳥、全脂乳製品より低脂肪乳)。
- 食物繊維を豊富に含む果物、野菜、全粒穀物を積極的に摂取する。
- 週3回、30分以上の有酸素運動を行う。
- 禁煙する。
それでも数値が高い場合は、医師に相談し薬物療法を検討してください。
