イブニングプライムローズオイルとヘンプシードを併用できるか?
イブニングプライムローズオイルの歴史
健康補助としてカプセルに加工される際、製造業者は北米原産のイブニングプライムローズの種子から油を抽出します。この植物は北米に自生し、ヨーロッパや南米の旅行者がイギリスやドイツ、南米へ持ち帰ったとされています。ネイティブアメリカンは根を胃腸障害の治療に、葉を皮膚の傷の外用に利用していました。
イブニングプライムローズオイルの現在の用途
現代でも歴史的な利用と似た目的で使用されています。米国国立補完代替医療センター(NCCIH)などの研究によれば、イブニングプライムローズオイルは様々な皮膚疾患に伴うかゆみや腫れを軽減する効果があります。また、月経前症候群(PMS)による乳房の張りを和らげるという報告もあります。さらに、オメガ‑6系不飽和脂肪酸を豊富に含んでいます。
ヘンプシードの歴史
ヘンプシードは数千年にわたり世界中で食用とされてきました。古代中国や他地域でも利用の痕跡があり、中世ヨーロッパではヘンプシードを砕いて作る「ヘンプバター」が一般的でした。20世紀初頭に米国で栽培が禁止されたため食材としての人気は低下しましたが、21世紀に入ってから再評価され、現在も需要が拡大しています。
ヘンプシードの現在の用途
多くの医療従事者や自然栄養学者は、ヘンプシードを「完全食品」の一つと位置付けています。オメガ‑3、‑6、‑9 の必須脂肪酸をすべて含み、10種の必須アミノ酸、食物繊維も豊富です。飽和脂肪酸やトランス脂肪酸、コレステロールはほとんど含まれないため、動物性タンパク質の代替として注目されています。
潜在的な副作用と注意点
研究者の多くは、イブニングプライムローズオイルもヘンプシードも比較的安全で軽度の副作用しか報告されていないと評価しています。しかし、過剰摂取や体質により以下のような症状が出ることがあります。
- イブニングプライムローズオイル:胃部不快感、下痢、頭痛。フェノチジン系抗精神病薬や抗凝固薬との併用は禁忌です。
- ヘンプシード:大量摂取で下痢を起こすことがあり、抗凝固薬との併用は血小板機能抑制のため注意が必要です。
両方を同時に摂取する場合は、用量に注意し、医師や薬剤師に相談した上で使用することを推奨します。
