コーヒーはコレステロールを上げるのか?

街角に至る所にコーヒーチェーンがある現代、エスプレッソやラテを買わずに一日を過ごすのはほぼ不可能です。しかし、高コレステロールが気になる方にとって、スターバックスへ立ち寄るのは最善の選択とは言えません。実際、アムステルダム大学ヘルスサイエンス研究所の研究によると、未ろ過コーヒーを1日5杯、4週間飲み続けたところ、総コレステロールとLDL(悪玉コレステロール)が6〜8%上昇したという結果が出ています。

コレステロール

コレステロールは血液や細胞に存在する物質です。健康に悪いイメージがありますが、細胞膜やホルモンの生成に欠かせない役割もあります。HDL(善玉)を高く、LDL(悪玉)を低く保つことが重要です。LDLが過剰になると動脈が詰まり、心臓病や脳卒中のリスクが高まります。

カフェストール

食事から摂取するコレステロールは全体の約25%で、主に動物性脂肪から来ます。カフェストールはコーヒー豆(ロブスタ種・アラビカ種)に含まれる化合物で、カフェインの有無に関わらず存在します。カフェストールは体内のコレステロール調節受容体に作用し、血中コレステロール値を上昇させます。

抽出方法の影響

コーヒーの抽出方法によってカフェストールの含有量は変わります。フィルターを通さない抽出、すなわちフレンチプレス、ボイルド(スカンジナビア式)コーヒー、エスプレッソ、ペルコレータで作るコーヒーはカフェストールが多く残ります。一方、紙フィルターを使用するとカフェストールは大幅に減少します。

その他の要因

カフェストール以外にも、カフェで提供される砂糖やクリームがコレステロールを上げることがあります。低脂肪ミルクを選び、ホイップクリームは控えましょう。また、喫煙は既にコレステロール上昇のリスク要因ですが、喫煙とコーヒーを同時に摂取すると血管硬化がさらに進行し、リスクが増大します。

対象者

この情報だけでコーヒーをやめる必要はありません。ジョンズ・ホプキンス大学医学部臨床研究副学部長のマイケル・J・クラッグ博士によれば、コレステロールや血糖値が高い人はフィルターを通したコーヒーに切り替えることを検討すべきです。健康な生活を送っていてコレステロールが正常範囲にある人は、未ろ過コーヒーでも大きな影響は少ないでしょう。

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