子どもの食事に潜む危険と対策
トランス脂肪酸と加工糖
トランス脂肪酸や飽和脂肪酸が多く含まれる焼き菓子、ファストフード、電子レンジ用食品は、子どもの味覚を肥満につながる空のカロリーへと導きます。トランス脂肪は悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減少させ、栄養価はほとんどありません。揚げ物やファストフードは同様に飽和脂肪とトランス脂肪が豊富で、外食時に子どもは砂糖入りの炭酸飲料やチョコレートミルクを好むため、さらに糖分が過剰になります。これらの食品を朝食から就寝までに摂取すると、数百グラムもの糖、デンプン、トランス脂肪、飽和脂肪を摂取することになり、体重増加や歯のエナメル質の破壊を招きます。
食品添加物と充填剤
加工食品にはコーングルテン、着色料、化学抽出物が多用されています。人工着色料は見た目を良くしますが、長期摂取はアレルギーを引き起こすことがあります。香料や化学的に改良された旨味増強剤は胃腸障害や過活動、食欲の増進につながります。子ども向けの冷凍食品や電子レンジ食品には、豚の鼻や耳といった動物副産物や脂肪の充填剤が使用されることがあります。ファストフードや市販の食事の主成分は、加工米や小麦の外皮、デンプン、コーングルテン、保存料などで、保存性を高めています。
糖尿病と肥満
子どもが好きな食べ物と必要な栄養のバランスを取るのは、親にとって大きな課題です。ピザランチやチキンナゲット、アイスクリーム、ガム味のスナックなどを宣伝する広告と競うのは容易ではありません。朝食の甘いシリアルや加工されたランチ、ジャンクフードのスナックは血糖値の変動を招き、インスリン分泌や糖の吸収調整を妨げます。カロリー過多と運動不足が重なると、体重増加と血糖スパイクが起こり、若年性糖尿病のリスクが高まります。
栄養不足
タンパク質、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンC・A・E、ミネラルが不足すると、免疫力が低下しやすくなります。肥満児でも栄養不良になることがあり、サプリだけでは食物繊維や十分なタンパク質を補えません。野菜、果物、全粒穀物は消化と健康に不可欠です。カルシウム、マグネシウム、カリウムの欠乏は骨密度低下、虫歯、筋肉発達不良を引き起こします。長期的なビタミン・ミネラル不足は、頻繁な感染症、皮膚トラブル、気分の揺れ、疲労、うつ、集中力低下、記憶障害、睡眠障害など多岐にわたる影響を及ぼします。
これらのリスクを避けるためには、加工食品を減らし、手作りの食事を中心にすることが最も効果的です。子どもと一緒に料理を楽しみながら、バランスの取れた食事習慣を身につけさせましょう。
