タンパク質栄養失調の症状と対策
はじめに
タンパク質栄養失調は、食料へのアクセスが限られる途上国で特に多く見られます。成長期の子どもは体重に対するタンパク質需要が大人より高く、リスクが高くなります。十分なカロリーと必須アミノ酸を摂取すれば予防できますが、先進国でも食生活、疾患、心理的問題が原因で起こり得ます。
マラズム(Marasmus)
マラズムは半飢餓状態を指すタンパク質栄養失調の一種です。乳児が母乳を受けず、薄めたミルクを与えられるケースで多く見られます。主な症状は体重減少、筋肉と皮下脂肪の減少、倦怠感・疲労感です。また免疫力が低下し、感染症が頻発しやすくなります。
クワシオルコール(Kwashiorkor)
クワシオルコールはタンパク質不足のもう一つの形です。ガーナ語で「子どもを襲う悪霊」という意味があり、4歳未満の子どもが高炭水化物・低タンパク質の食事を続けたときに起こります。症状は筋肉の萎縮、浮腫(むくみ)、脂肪肝の肥大です。
ベジタリアン・ヴィーガンのリスク
米国の一般的な食事では肉や乳製品が主要なタンパク源です。そのため、ベジタリアンやヴィーガンはタンパク質不足のリスクが高まります。ただし、野菜、穀物、豆類をバランスよく組み合わせれば、十分なタンパク質を確保できます。
その他のリスク群
先進国で特に注意が必要なのは、重度の外傷(例:大規模なやけど)によりタンパク質需要が増大した人や、食欲不振・摂食障害などの医療・心理的問題を抱える人です。
代表的なタンパク質源
ツナ、エビ、タラは優れたタンパク質源です。さらに、シカ肉、サーモン、七面鳥、鶏肉、羊肉、牛肉、ほうれん草、豆腐、大豆も高品質なタンパク質を含みます。卵、牛乳、ケール、カリフラワー、さまざまな豆類も有効です。
