米ぬかの副作用と注意点
世界中で年間6億トン以上の米が収穫され、全人口の約70%が主食として依存しています。米粒の外層である米ぬかは、さまざまな健康目的で利用されていますが、摂取や外用には注意が必要な副作用も報告されています。
栄養情報
未調理の米ぬかを1オンス(約28 g)摂取すると、カロリーは約88kcalで、食物繊維が6 g含まれ、1日の推奨摂取量の約25%を補給できます。脂質は約6 gありますが、そのうち飽和脂肪酸は約1 gと低めです。また、たんぱく質が約4 g、100種以上の抗酸化物質、フィトステロール、トコトリエノールが含まれ、疾病予防に寄与するとされています。
利用法
米ぬかは、外用・内服ともにさまざまな健康目的で使用されます。例えば、アレルギー性皮膚炎の症状緩和のために皮膚に塗布したり、フルファット米ぬかを1日85 g摂取することでコレステロール低下が期待されたりします。糖尿病や高血圧、肥満、アルコール依存症、エイズなどの治療・予防に用いられることもありますが、効果の確証にはさらなる研究が必要です。
副作用
米ぬかは多くの人にとって安全とされていますが、摂取開始直後の1〜2週間で便通の乱れ、腸内ガス、胃部不快感が現れることがあります。入浴時に使用するとかゆみや赤みが出ることもあります。稀に、米ぬかに付着した稲芋ダニ(ストローハッシュミティ)による皮膚発疹が報告されています。
注意事項
妊娠中・授乳中の女性は、食品に含まれる程度の米ぬかは問題ありませんが、医薬的に大量に摂取することは避けるべきです。潰瘍や腸閉塞などの消化器系疾患を持つ人は、食物繊維が腸管を塞ぐ恐れがあるため摂取を控えてください。また、嚥下障害がある場合は窒息リスクがあります。薬を服用中の方は、米ぬかが薬物吸収に影響を与える可能性があるため、必ず医師に相談してください。
