潰瘍性大腸炎の食事法:症状緩和のためのポイント

潰瘍性大腸炎の患者は、硬い便、潰瘍、血便、膨満感、激しい腹痛などの症状に悩まされます。大腸の粘膜が炎症を起こすと、食べ物が通りにくくなります。症状を和らげるための食事法は人それぞれですが、以下のポイントを参考に自分に合った食事プランを作りましょう。

乳製品の摂取を見直す

  • 乳糖不耐症や乳製品への過敏症があると症状が悪化することがあります。1か月程度乳製品を除いた除去食を試し、症状の変化を食事日誌に記録しましょう。
  • 代替として、豆乳、米乳、ココナッツミルクなどの植物性ミルクや、これらを使用したアイスクリーム・チーズを利用できます。
  • 乳製品を完全に除去した場合は、カルシウムをサプリメントやカルシウム強化食品で補給してください。

食物繊維の取り入れ方

  • 食物繊維は毒素の排出を助け、便を柔らかくします。ブロッコリー、ほうれん草、キャベツ、芽キャベツなどの野菜や、玄米、全粒粉トースト、レンズ豆、ライスケーキなどが良い供給源です。
  • 生野菜が食べにくい場合は蒸すなど調理し、消化しやすくしましょう。
  • ガスや膨満感が出やすい方は、抗ガス薬や水溶性食物繊維(例:メタミューシル)を併用し、症状が改善しなければガスを産生しやすい食品は控えます。

タンパク質の選び方

  • 一般的に、炭水化物を控えめにし、野菜性タンパク質と低脂肪のタンパク源を中心とした食事が推奨されます。脂肪は下痢や腹痛を悪化させるためです。
  • オメガ3脂肪酸を多く含む青魚やサプリメントを積極的に摂取し、赤身肉は控えめに。鶏胸肉や七面鳥などの脂肪の少ない肉も選びましょう。
  • イギリス・ニューカッスル大学の研究では、再発性潰瘍性大腸炎患者は赤肉摂取が6倍高いことが報告されています。一部の医師はベジタリアン食を試すことを提案しています。
  • 症状は個人差が大きいため、シンプルな食事を少量ずつ摂り、例えば「タンパク質+果物」の組み合わせで体の反応を確認しながら食事を調整してください。

自分に合った食事は試行錯誤が必要ですが、上記のポイントを参考に食事日誌をつけながら少しずつ調整すれば、症状のコントロールに役立ちます。

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