ゴジベリーの栄養価と健康効果
ゴジベリー(クコの実)は、栄養素と抗酸化物質が豊富とされる果実です。古代中国(1世紀頃)から薬用として利用され、近年では米国でもジュースや健康補助食品として人気があります。しかし、医療専門家の中にはその効果を疑問視する声もあります。
歴史
ゴジベリーは約40種のツルバラ科の植物のうち、特にヒマラヤ山脈原産のLycium barbarum(リキウム・バーバラム)が最も栄養価が高いとされています。古代中国医学では、長寿や血行促進、肝臓保護、視力向上、免疫機能強化、精子産生増加などの効能が信じられてきました。
多糖類
ゴジベリーには多糖類が多く含まれます。動物実験では、高用量の多糖類投与により血糖・インスリン低下、トリグリセリド減少、抗酸化力上昇、コレステロール低下、DNA保護、がん細胞増殖抑制、疲労軽減、性機能向上、免疫力強化などの効果が報告されています。ただし、実験で使用された用量は人が摂取できる量をはるかに超えており、ヒトに対する臨床研究はまだ実施されていません。
ゼアキサンチン
ゴジベリーに含まれるカロテノイドの一種、ゼアキサンチンは目の網膜に蓄積し、免疫機能を高めるとされています。また、肝臓障害の予防効果も示唆されています。ヒトやサルで高用量投与した際に血中ゼアキサンチン濃度が上昇することは確認されていますが、視力や肝機能への具体的な効果はまだ十分に裏付けられていません(2009年時点)。
効果
米国国立バイオテクノロジー図書館によれば、ゴジベリーは一定の健康効果を持つとされていますが、ブラックベリーやラズベリー、クランベリー、ブルーベリーといった他のベリー類と比べて特別な栄養価や健康効果があるとは認められていません。
副作用
副作用に関するデータは限られていますが、ワシントン大学薬学部の報告によると、抗凝固薬ワルファリンと併用すると出血リスクが高まる可能性があります。これは、ワルファリン服用者が1日3~4杯のゴジベリージュースを飲んだケースが報告されたことに基づくものです。
