血清コレステロールを下げるための実践的な方法
血清コレステロールは血液中のHDL(善玉)とLDL(悪玉)の総量です。細胞膜や性ホルモン、ビタミンDの合成に必要な脂質ですが、過剰になると心血管疾患のリスクが高まります。目安は男性のHDLが40 mg/dL以上、女性は50 mg/dL以上、LDLは男女とも100〜130 mg/dL未満です。HDLとLDLの合計が200 mg/dLを超える場合は、血清コレステロールを下げる対策が必要です。
必要なもの
- 健康診断の結果(血液検査)
- HDL・LDL の血中濃度(検査で確認)
- 体格指数(BMI)表(インターネットまたは医療機関で入手)
血清コレステロールを下げる7つのステップ
- コレステロールの摂取源を減らす
体内で合成されるコレステロールは全体の約75%です。残りは食事から吸収されますので、飽和脂肪酸が多く含まれる肉や乳製品の摂取を控えましょう。脂肪の多い牛肉・豚肉、皮付き鶏肉、レバーなどの臓物、全脂乳、クリーム、バター、卵などが主な対象です。加工品やベーカリー製品も脂質が多いので、栄養表示を確認してください。
- HDL を増やす食材を取り入れる
HDL は肝臓へLDL を運び代謝させる役割があります。食物繊維を1日25〜35 g摂取すると腸からのLDL吸収が抑えられます。さらに、オメガ3系脂肪酸を含む青魚、ナッツ、種子、アボカド、オリーブオイルなどの健康的な脂肪を積極的に摂りましょう。
- 必要に応じて体重を減らす
BMI(体格指数)を確認し、過体重や肥満の領域に入っている場合は体重管理が重要です。BMI が上がるとHDL が低下しやすく、特に腹部脂肪が増えると影響が大きくなります。
- 定期的に運動する
1日30分以上の有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど)を続けるとHDL が上昇し、LDL が低下します。運動は体重管理にも効果的です。
- 適度にアルコールを摂取する
男性は1日1〜2杯、女性は1杯までの適量がHDL を上げ、LDL を改善します。目安はウイスキーなどの蒸留酒で1.5 oz(約44 ml)、ワインで5 oz(約150 ml)、ビールで12 oz(約355 ml)です。
- 禁煙し、受動喫煙を避ける
喫煙はHDL を低下させ、肺機能の低下で運動がしにくくなります。禁煙すれば心血管リスクが大幅に減少します。
- 医師に相談し、必要なら薬物療法を検討する
生活習慣の改善だけで数値が改善しない場合は、医師に血清コレステロールを下げる処方薬について相談しましょう。また、糖尿病などの基礎疾患が隠れていないか検査を受けることも重要です。
