ヘンプは動物性食品ではなく、質の高いタンパク質を豊富に含む食材です。主にベジタリアンやヴィーガンに利用されていますが、すべての人が恩恵を受けられます。
栄養プロフィール
ヘンプはタンパク質、食物繊維、炭水化物、ビタミンE、フィトステロール、微量ミネラルをバランス良く含みます。タンパク質は約2/3がエディステイン(免疫機能を高め、消化を助ける)で、残りの1/3がアルブミンです。
必須アミノ酸
ヘンプは20種類すべてのアミノ酸を含む「完全タンパク質」と呼ばれ、体内で合成できない9種類の必須アミノ酸をすべて供給します。
必須脂肪酸
ヘンプはオメガ3とオメガ6脂肪酸を理想的な1:3の比率で豊富に含みます。ヘンプオイルにはγ-リノレン酸(GLA)とステアリドニック酸(SDA)という有益な多価不飽和脂肪酸も含まれています。
食品としての利用例
ヘンプは種子のまま食べる、発芽させる、粉に挽いてベーキングに使用、ティーやミルクにして飲むなど多様な形で摂取できます。さらに、プロテインパウダー、オイル、ナッツバター、ヘンプアイスクリーム、豆腐、パン、シリアル、ワッフルへの添加など、加工品としても広く利用されています。
健康への可能性
フィンランド・クオピオ大学の臨床試験では、ヘンプオイル中のGLAとSDAがアトピー性皮膚炎の改善に効果があることが示されています。また、脂肪酸プロファイルは心血管疾患や一部のがんリスクの低減に寄与し、関節リウマチや双極性障害の症状緩和にも期待が持たれています。
