ジャガイモの化学成分とその特徴
成分の概要
平均的なラセットジャガイモは重量の約78.3%が水分です。残りは主にデンプンと糖類で約18%、セルロースやペクチンなどの食物繊維が0.4%、タンパク質が2.2%、脂質が0.1%、そして皮や表面に含まれる無機ミネラルが約1%を占めます。
機能
炭水化物(糖質、デンプン、食物繊維)がジャガイモをエネルギー源として優れた食材にしています。糖は最も単純な炭水化物で即効エネルギーを供給し、デンプンはやや複雑ですが比較的速く分解されます。食物繊維は消化を助け、腸内環境を整える役割があります。
誤解と実態
ジャガイモは「空っぽのデンプン」だけだという誤解がありますが、実際にはカリウムが豊富で、成人の1日の必要量の約46%を供給します。その他のミネラルも含まれ、炭水化物と相まって運動選手にとって優れたエネルギー源となります。
保存・調理時の留意点
保存温度が約40°F(約4.5°C)を下回ると酵素がデンプンを糖に分解し、甘みが増します。そのため高デンプン品種は冷蔵保存を避けるべきです。また、ビタミンCは保存や加熱で失われやすく、ジャガイモはビタミンCの供給源としては期待できません。
注意点
光に当たるとジャガイモはクロロフィルを生成し緑色になりますが、同時に有毒なソラニンも増加します。表面が少し緑色の場合は、皮をむくか緑色部分を切り取って使用してください。内部まで緑色に変色している場合は、食べずに廃棄することが安全です。
