クエン酸はどのように使われているのか?
クエン酸は多くの食品や飲料に含まれる酸味料・保存料として広く利用されています。また、食料品以外にも洗剤などに使われるなど、さまざまな用途があります。
用途
食品添加物として最も一般的です。炭酸飲料やジャム、低価格のワインなどに酸味や保存性を付与します。食品以外では、洗濯用洗剤に添加され、泡立ちを助け、洗浄力を向上させます。
歴史
クエン酸は18世紀後半に化学者カール・ウィルヘルム・シーレがレモン汁から結晶化に成功しました。1860年にイタリアの果実産業が工業的生産を開始し、20世紀初頭には糖分解によりカビから大量生産できるようになりました。その後、さらに効率的なカビ株が発見され、現在の大量生産体制が確立しました。
形態と識別
通常は白色の粉末状で販売されます。酸味キャンディの表面に付着しているチョーク状の粉もクエン酸です。味覚で酸味を感じたら、クエン酸が含まれている可能性が高いです。
特徴
クエン酸はほぼすべての生物に自然に存在し、摂取しても体内で速やかに代謝・排泄されるため安全です。過剰に摂取しても健康へのリスクは低いとされています。
注意点
クエン酸を多く含む飲料や食品を頻繁に摂取すると、歯のエナメル質が溶けやすくなります。特に炭酸飲料は子どもの歯の虫歯リスクを高める要因の一つです。
