ビタミンD不足が引き起こす副作用とは?
ビタミンDが不足すると、体にさまざまな副作用が現れます。ビタミンDはカルシウムの吸収に必要で、強く健康な骨や歯、そして体のいくつかの機能に不可欠です。ビタミンDが不足するとカルシウムが十分に取れず、体は骨からカルシウムを取り出し始めます。
特徴
ビタミンD欠乏はさまざまな副作用と関連しています。欠乏と関係する疾患には、くる病、糖尿病、高血圧、肺がんなどがあります。また、心臓病や様々ながんとも関連が指摘されています。2009年7月に『Annals of Epidemiology』に掲載された研究によると、ビタミンDとカルシウムの摂取を増やすことで、米国・カナダで毎年約5万8千件の乳がんと4万9千件の大腸がんを予防できるとされています。
専門家の見解
ボストン大学医学部のビタミンD・皮膚・骨研究所長であるマイケル・F・ホリック博士は、Mayo Clinic Proceedings に掲載された記事で「健康な若年層でもビタミンDレベルが低い人は36%にのぼる」と報告しています。また、入院患者の57%までがビタミンD欠乏であると指摘しています。
治療法
ビタミンD不足による副作用の最も効果的な対策は、自然光を浴びることです。毎日15〜20分程度、日光に当たることを目指しましょう。肌の色が濃い人や屋外に出る機会が少ない人は、ビタミンDを多く含む食事に注目してください。代表的な食品は卵、ビタミンD強化乳、タラ肝油です。また、サプリメントを利用すれば必要量を確実に摂取できます。
考慮すべき点
ビタミンDが不足すると、さまざまな症状が現れます。筋力低下や筋肉痛、関節痛を感じることがあります。また、十分な睡眠をとっても慢性的な倦怠感が続くことが多いです。ビタミンD欠乏は気分の不安定、うつ、焦燥感とも関連しています。さらに、嘔吐、吐き気、下痢といった消化器症状を訴える人もいます。
予防・対策
ビタミンD不足のリスクを認識すれば、欠乏を改善するための対策が取れます。高緯度・低緯度に住む人は不足しやすく、特に乳幼児や高齢者、ビタミンD強化乳製品やサプリメントをあまり摂取しない人が注意が必要です。
