ペパーミントオイルカプセルに関するFAQ

ペパーミントオイルは、ヨーロッパとアジア原産のウォーターミントとスペアミントの交配種である Mentha piperita から抽出されます。株は高さ約90cmまで成長し、湿った環境を好みます。花が咲く前に葉を収穫し、軽く乾燥させた後、蒸留によりオイルを抽出します。主成分はメントールです。

形態

ペパーミントはお茶、チンキ、エッセンシャルオイル、カプセルの形で入手できます。内部摂取が可能なのは食用グレードのエッセンシャルオイルだけで、使用上「内部摂取禁止」と記載されたものはアロマテラピー目的に限ります。カプセルを選ぶ際は、胃酸からオイルを保護し、小腸まで届くように腸溶コーティング(エンテリックコート)された製品を選びましょう。

主な効果

ペパーミントの主な作用は「鎮静」と「麻酔」です。そのため、消化不良の緩和に有効とされています。胃の平滑筋を弛緩させることで、胆汁の分泌が促進され、脂肪の消化がスムーズになります。

過敏性腸症候群(IBS)への効果

過敏性腸症候群(IBS)は、腹部の痙攣・痛み・便秘と下痢が交互に起こる代表的な胃腸障害です。ミズーリ大学コロンビア校の研究では、腸溶コーティングされたペパーミントオイルカプセルを2週間投与した子どものうち、75%が症状の軽減を報告しました。

その他の考慮点

ペパーミントは精神をリフレッシュし、うつ状態の改善や思考の明晰化に役立つとされています。抗不安作用があり、喉の痛みや粘液の除去にも効果があります。

注意事項

胃食道逆流症(GERD)の方はペパーミントの摂取を避けてください。食道と胃の間の括約筋が緩むため、症状が悪化する可能性があります(メリーランド大学の報告)。ヘルニア、妊娠・授乳中、胆石がある場合も使用は控えてください。また、シクロスポリンの代謝を阻害し、抗酸剤と同時に摂取するとペパーミントの効果が弱まります。

豆知識

  • ギリシャ神話では、冥王プルートがニンフ「メンタ」に恋し、妻ペルセフォネが嫉妬してメンタを踏みつけ、プルートが植物に変えたとされています。
  • ペパーミントオイルはリップクリーム、歯磨き粉、キャンディーの香料として広く使用されています。
  • 外用としては、頭痛や歯痛の緩和に役立ちます。新鮮な葉をすりつぶして患部に当てると、筋肉痛の緩和にも効果があります。
  • 蒸気吸入すると鼻づまりが解消されます。

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