モルモン教の健康指針『知恵の言葉』と食生活

モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)は1820年に米国で創設され、信者は『知恵の言葉(Word of Wisdom)』という健康指針に従うことで、精神的・肉体的に健康を得られると信じています。この指針は、栄養バランスの取れた食事、アルコールやタバコの禁忌、十分な休息を推奨しています。

知恵の言葉(Word of Wisdom)

1833年に啓示された『知恵の言葉』は「約束を伴う原則」として教会の信者に与えられました。原則とは永続的な真理であり、個々が自らの判断の指針として活用できるものです。完璧な健康を保証するものではありませんが、先天的に与えられた体を最良の状態に保つ方法を示しています。

果物・野菜・乳製品

モルモン教徒は、体に必要な栄養素を確実に摂取できるよう、様々な健康食品を重視します。豊富な野菜と果物の摂取は心臓病や脳卒中の予防に効果があるとされ、乳製品に含まれるカルシウムは骨粗鬆症や大腸がんのリスク低減に寄与します。信者は最新の食事指針にも積極的に従っています。

穀物・低脂肪肉・鶏肉

『知恵の言葉』では、穀物は人が利用すべきものであり、食物繊維や栄養素が豊富とされています。全粒穀物は1日3食分を目安に摂取することが推奨されます。肉類は適量を守り、一般的に1〜2食分の低脂肪肉、鶏肉、魚を日常的に取り入れ、たんぱく質を確保しつつ筋肉量を維持し、病原体への抵抗力を高めます。

禁忌事項

教会の規律として、コーヒー、紅茶、アルコール、タバコは厳格に禁じられています。これらを守ることが教会内での良好な立場を保つ条件となります。また、指針には明記されていない薬物や依存性のある物質についても、指導者は絶対に摂取しないよう助言しています。

このように『知恵の言葉』は、精神的な成長と共に、バランスの取れた食生活と禁欲を通じて、信者の心身を強化することを目的としています。

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