肥満患者向け実施ガイドライン
バリオトリック手術を受けた患者にとって、運動は回復と長期的な健康維持に欠かせません。運動は筋肉量・持久力を高め、骨密度や血行を改善し、体重減少を最大化します。以下のガイドラインに従って、手術直後から安全に運動を始めましょう。
ウォーキング
歩くことは最も手軽で効果的なエクササイズです。特別な技術や器具は不要で、手術当日からでも開始できます。単調に感じる場合は、腕を大きく振りながらの「パワーウォーク」や、その場で足踏みを数分間行うと血流が促進されます。過度な負荷は筋肉を傷める恐れがあるため、無理のない範囲で行いましょう。
座位エクササイズ(シッティング)
歩行が困難な回復期には、椅子に座ってできるエクササイズが有効です。指を頭の上で組んで伸び上がるように体を前後に揺らす、椅子の横を握りながら足を交互に上げる「その場ジョギング」などを2分程度行います。腕を小さな円から徐々に大きく回す動作や、軽くキックする動きも効果的です。座位での運動は、立ち上がっての活動への準備になります。
筋力トレーニング
筋肉量を増やすことで基礎代謝が上がり、体重管理がしやすくなります。スープ缶や小さな水のボトルなど、手軽に入手できる重りを使って、二頭筋や前腕、胸筋を鍛えるカールを行いましょう。片足で立つバランス練習や、重りを足元に置いてのレッグエクササイズもおすすめです。書籍などを重りとして加えると、負荷を調整しやすくなります。
