代謝を遅くする要因と改善策
身体活動不足
運動が不足すると代謝が低下すると専門家は指摘しています。筋肉量は代謝を上げ、維持する上で最も重要な要素です。シェリ・リーバーマン氏は、週に最低2回の筋力トレーニングと、30〜60分の有酸素運動(ウォーキングやジョギング)を週3回行うことを推奨しています。
食習慣の問題
過度なカロリー制限は逆効果になることがあります。摂取エネルギーが不足すると体は「飢餓モード」に入り、エネルギーを保存しようとして脂肪を蓄積します。代謝を上げるためには、食事回数を増やし、自然で栄養価の高い食材を選びましょう。砂糖の過剰摂取は代謝スイッチを脂肪貯蔵モードに切り替えるため、低GI食品(全粒穀物など)を中心に摂ることが重要です。
甲状腺機能低下症(甲状腺低下症)
甲状腺が十分なホルモンを分泌しないと、代謝を含む全身の機能が低下します。主な症状は慢性的な便秘、体重増加、乾燥肌、筋肉の痙攣や圧痛、甲状腺の肥大などです。特に50歳以上の女性に多く見られます。疑いがある場合は医師に血中甲状腺ホルモン検査を受けてもらい、必要に応じた治療を受けましょう。
睡眠不足
十分な睡眠が取れないと代謝に大きな影響が出ます。シカゴ大学の研究では、睡眠時間が8時間、4時間、12時間の条件でホルモン変化を比較し、睡眠不足が代謝と内分泌系に及ぼす変化は、糖尿病・高血圧・肥満・記憶力低下といった老化現象と類似していることが示されました。質の高い睡眠を確保することが代謝改善の鍵です。
