体重減少に適した抗うつ薬の選び方

はじめに

うつ病の症状のひとつに体重増加があります。そのため、体重を減らしたいと考える患者さんは「体重減少に効果的な抗うつ薬」を探すことが多いです。市販されている抗うつ薬は多数あり、どれが最適か判断しにくいことがあります。以下では、減量効果が期待できる代表的な薬剤と、医師に相談すべきポイントを紹介します。

体重減少に期待できる抗うつ薬の例

  1. ブプロピオン(商品名:ウェルブトリンなど):食欲抑制とエネルギー消費の増加が報告されています。ただし、うつ症状の改善効果は他の薬に比べて弱い場合があります。
  2. アデロール(デキセドリン):かつては減量目的で処方されましたが、現在は主にADHD治療に使われます。依存性リスクがあるため、使用は慎重に検討してください。
  3. プラミペキソール・セレギリン:ドーパミン作動性の抗うつ薬で、プロラクチン低下を通じて甲状腺ホルモンを活性化し、基礎代謝を上げる可能性があります。
  4. レボキセチン:ノルエピネフリンの濃度を上げ、食欲抑制効果があります。日本やヨーロッパでは使用可能ですが、米国では未承認です。

避けるべき薬剤

選択肢から外したいのはSSRI系抗うつ薬です。フルオキセチン(プロザック)、パロキセチン、エスシタロプラム(レクサプロ)などは体重増加を引き起こすことが多く、特にパロキセチンは顕著です。

医師に相談する際のポイント

  • 現在のうつ症状と体重増加の程度を正確に伝える。
  • 減量を目的とした薬剤選択のメリット・デメリットを医師と比較検討する。
  • 副作用や依存性リスクについて十分に説明を受ける。
  • 薬だけでなく、食事・運動など生活習慣の改善も併せて取り組む。

体重減少を目指す場合でも、まずは精神科医や内科医に相談し、個々の症状に最適な治療計画を立てることが重要です。

体重管理 - 関連記事