食事の量は、社会的・環境的・経済的要因だけでなく、生理的要因にも大きく左右されます。ここでは、食欲や満腹感に関与する主要なホルモンや感覚要因をご紹介します。

レプチン

レプチンは主に脂肪細胞から分泌されるホルモンで、体内のエネルギー状態を感知し、満腹感を伝えます。食事でエネルギーが過剰になるとレプチンが増加し、脳に「もう食べなくて良い」シグナルを送って食欲を抑制します。

匂いと見た目

食べ物の匂いや見た目は、食欲を刺激する重要な前胃要因です。好みや感情と結びつくことで、唾液の分泌や摂取欲求を引き起こし、空腹でなくても食べたくなる反応を引き起こします。

グレリン

グレリンは胃と視床下部で産生されるホルモンで、通常の食事時間が近づくと血中濃度が上昇し、空腹感を誘発します。社会的な食事スケジュールと連動し、食欲のタイミングを調整します。

コレシストカイニン(CCK)

コレシストカイニンは小腸から分泌され、膵臓と胆嚢に消化酵素や胆汁の分泌を促し、食物の消化を開始させます。また、満腹感シグナルとして働き、食事が終わったことを脳に伝えて食欲を抑えます。