肥満治療センターとは

米国では肥満が深刻な社会問題となっており、国立保健統計センターの調査によれば、米国成人の約31%がBMI25以上の肥満と診断されています。体重が100ポンド(約45kg)以上超過しているケースが多く、こうした人々を支援するために肥満治療センターが設置されています。100ポンドの減量は簡単ではなく、専門的なサポートが不可欠です。

治療開始までの期間

  • まずは主治医からの紹介が必要です。その後、センターからの連絡を待ちますが、クラスへの参加招待があることが一般的です。このクラスは肥満の原因や治療法を解説し、年間数回しか開催されないため、数か月の待機期間が生じることがあります。
  • カウンセリングでは、現在の体重に至った経緯や過去の減量経験を詳しく聞き取り、最適な治療法を検討します。外科手術が推奨される場合は、手術前の準備期間がさらに数か月必要です。
  • 保険の承認手続きや書類審査が遅れることもあり、実際に治療が開始されるまでに数か月から2年程度かかることがあります。

所在地(地域)

  • 全国に肥満治療センターはありますが、特に中西部と南部に数が集中しています。代表的な施設として、サウスカロライナ大学医療センター体重管理センター、ペンシルベニア大学肥満・摂食障害プログラム、ミネソタ肥満センター、ノースカロライナ大学チャペルヒル校学際的肥満センター、ニュージャージー州肥満治療センター、ニューヨーク肥満研究センター、アラバマ大学バーミンガム校栄養科学・肥満研究センターなどがあります。

主な特徴

  • 食事指導・運動指導だけでなく、胃バイパス手術やラップバンド手術、心理療法、栄養カウンセリングなど多様なプログラムを提供しています。
  • 医師だけでなく、臨床心理士やカウンセラーといった専門家がチームを組んで、身体的だけでなく精神的・感情的な問題にも対応します。
  • グループセッションやサポートグループが設けられ、仲間との交流を通じたモチベーション維持が図られます。

関連団体・紹介先

  • 米国肥満協会、米国肥満外科医会、米国フィットネス・栄養協議会、国際肥満研究協会、健康体重管理パートナーシップ、肥満行動研究学会、国際肥満タスクフォースなどが、患者を適切な治療センターへ紹介しています。

検討すべきポイント

  • 臨床試験に参加しない限り、治療費は高額になることが多いです。紹介状が必要で、センターからの連絡待ちや初回クラスへの参加が求められます。
  • カウンセリングで過去の減量歴や体重増加の原因を詳しく分析し、個別に最適な治療プランを策定します。これにより、費用対効果の高いプランを選択できるようになります。

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