体重管理に役立つハーブ
多くの人が一度は体重を減らすことに挑戦します。成功にはバランスの取れた食事、適度な運動、そして自己管理が必要で、決して楽な道ではありません。そんな中、体重管理をサポートするとされるハーブが注目されていますが、実際の効果は科学的根拠に基づくものと、単なる宣伝に過ぎないものに分かれます。本記事では、減量市場で人気のある4つのハーブ(緑茶、アサイーベリー、フーディア、バナバ)について、研究結果を踏まえて解説します。
緑茶
緑茶は未発酵のカメリア・シネンシス(茶樹)葉から作られ、ポリフェノールが豊富に含まれる強力な抗酸化剤です。中国、インド、日本、タイなどで古くから飲まれ、数多くの臨床研究が行われています。研究によれば、緑茶に含まれるカフェインとポリフェノールが脂肪燃焼と基礎代謝の向上を促し、運動と併用することで腹部脂肪の減少が期待できると報告されています。
アサイーベリー
アサイーベリーはブラジル産のアサイーパームの実です。ビタミンC、アントシアニン、フラボノイド、ポリフェノールなどの抗酸化成分が豊富で、ブラックベリーやストロベリー、ブルーベリーを上回る抗酸化力を持ちます。これらの成分は心血管疾患やがんのリスク低減に有益とされていますが、現在のところ体重減少に直接効果があるという臨床データはありません。アサイーを摂取する場合は、凍結乾燥加工された製品を選ぶと良いでしょう。
フーディア
フーディアはアフリカの部族が狩猟中の渇きと空腹を抑えるために使用していた植物です。2004年に米国のテレビ番組で取り上げられたことから、減量目的での需要が急増しました。しかし、ヒトを対象とした信頼できる臨床試験はほとんどなく、効果は証明されていません。ユニリーバは20億ユーロを投資した結果、安全性と有効性の基準を満たさないと判断し、製品への採用を中止しました。
バナバ
バナバはインド、東南アジア、フィリピン原産の植物で、血糖コントロールに用いられます。主成分のコロソリック酸はインスリン様作用を示し、血中グルコースを細胞へ取り込ませることで血糖値を安定させます。動物実験では体重減少効果も示されており、血糖とインスリンの安定が甘いものや炭水化物への欲求を抑え、結果的に体重減少につながる可能性が指摘されています。
