減量薬の長期使用について

Alli:評価は未確定

Alliは胃内の脂肪分解酵素を阻害し、食事中の脂肪が小さな分子に分解されて体内に吸収されるのを抑えます。使用開始時は、瓶に記載された使用説明書と同梱のスタートアップパッケージに従い、食事の脂肪量を減らし、運動プログラムを開始してください。Alliプログラム全体を実行できなければ、最大の効果は得られません。ほとんどの利用者は、1食あたり脂肪量を15 g以下に抑える低脂肪・低カロリー食を守ることで副作用を軽減しています。

安全性はこれまでのところ良好

Alliは胃で働き、血液への吸収はほとんどありません。そのため心臓、肝臓、脳への影響は認められていません。発作、心拍数の乱れ、血圧上昇、心臓疾患との関連性を示す研究結果はありません。

効果は食事に依存

Alliは食事中の脂肪吸収を約25 %抑制するとされ、長期的には体重が5 %~10 %減少するとされています。単なる食事制限よりも高い効果が期待でき、効果は約6か月で実感できることが多いです。食事と運動を継続すれば、薬の服用を中止しても体重減少は続く可能性があります。一方、薬を止めた後に食生活や運動を改善しないと、減量した体重が元に戻ることがあります。

重大な副作用は?

2006年、公共団体Public Citizenの健康研究部門長シドニー・ウォルフ博士は、AlliがOTC医薬品になることに反対し、ラットに対する試験で腸粘膜に前がん病変が認められたと指摘しました。この研究はM.L. Drentらが1993年・1995年にInternational Journal of Obesityに掲載しています。2019年現在、Alliやその有効成分に関する長期的なヒト試験は実施されておらず、長期的な安全性は不明です。

ビタミンの吸収阻害に注意

Alliは脂肪溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収も阻害することが確認されています。そのため、服用中はビタミン補助食品を併用し、必要な栄養素を確保することが推奨されています。補助食品を取らない場合、これらのビタミン欠乏による長期的な健康影響が懸念されます。

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