Lipo‑Dissolveは脂肪を溶かす治療法か?
歴史
美容外科ジャーナルによると、Lipo‑Dissolveはヨーロッパで開発されたメソセラピーに類似しています。本来は痛み緩和を目的とした注射療法でしたが、脂肪やセルライト除去の美容目的で米国でも人気が高まっています。
効果
皮膚科医ネットワーク(DermaNetwork)によれば、Lipo‑Dissolveは微量の注射で、リン脂質の一種であるホスファチジルコリンとデオキシコール酸という2つの自然由来化学物質を含みます。これらは洗剤のように脂肪を溶解し、胆嚢に通常貯蔵され脂肪消化を助けます。
注射後、脂肪は数週間以内に体内の食細胞(マクロファージ)により分解・除去されます。治療には1~4回のセッションが必要で、各セッションは4~6週間間隔で行われます。
米国食品医薬品局(FDA)の広報担当者メアリー・ロングは2009年8月に、Lipo‑Dissolveや類似製品はFDAの承認を受けておらず、脂肪を溶解する承認薬は存在しないと述べました。
考えられる副作用
非侵襲的とされるものの、重篤な副作用が報告されています。メイヨークリニックの栄養士キャサリン・ゼラツキーは、脂肪細胞だけでなく皮膚や筋肉組織が損傷し、細菌感染、皮膚潰瘍、アレルギー反応、瘢痕、肉芽腫(炎症性組織塊)などが起こり得ると指摘しています。また、施術が医師ではなく他の者によって行われるケースもあると警告しています。
DermaNetworkは重篤な副作用は確認されていないと反論しています。
効果はあるのか
美容外科ジャーナルは「実験的データ」により成分が脂肪減少に寄与する可能性を示唆していますが、確固たる証拠はありません。メイヨークリニックの調査でも、少数の小規模研究しかなく、効果と安全性は十分に検証されていないと結論付けられています。
警告
2009年8月時点で、Lipo‑DissolveはFDAの承認を受けていません。
