ステビアは自分に合う甘味料か?
概要
米国食品医薬品局(FDA)は2008年末に、ステビア抽出物を砂糖代替甘味料として安全と認可しました。その結果、アメリカの食料品店ではステビア入り製品が急増しています。
歴史
ステビアの発見はイタリア人医師モイセス・サンティアゴ・ベルトーニ博士に帰属するとされていますが、実際にはパラグアイの先住民が古くから利用していました。グアラニー族は葉を噛んで甘味を楽しみ、苦いマテ茶に加えて甘くし、薬用の湿布にも用いていました。スペインの研究者がこの植物を紹介したことで、パラグアイだけでなくブラジルやアルゼンチンでも日常的に使用されるようになりました。
産地
ステビアの原産地はパラグアイです。ウルグアイ川とパラグアイ川下流域に住むグアラニー族が古代から栽培してきました。現地語では「カーハエ(Ka’a he)」と呼ばれます。
特徴(識別)
ステビアは目立つ花や葉を持つ植物ではありません。成長すると大きく茂った低木となり、白く小さな花が茎の先に集まります。緑色の葉が甘味成分の源で、砂糖の約30倍の甘さを持ちます。
健康効果
ステビアの甘味グリコシドは人体で代謝されず、カロリーをほとんど供給せず血糖値にも影響しません。そのため、糖尿病、血圧上昇、肥満などのリスクがある人に適しています。さらに、ステビアの葉と精油にはビタミンA・C、タンパク質、食物繊維、カリウム、鉄、リン、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、亜鉛、ルチン、抗酸化フラボノイドが含まれます。
研究・仮説
1960年代後半、パデュー大学のジョセフ・クック教授がステビアの避妊効果を調査しました。実験では、非常に高濃度のステビア抽出物を水の代わりに与えたラットで妊娠率が低下しましたが、これは人が日常的に摂取できる量とは全く異なる条件です。
