ミレーナ避妊装置の副作用と注意点

ミレーナはホルモンを放出するIUD(子宮内避妊具)です。T字型の銅IUDとは異なり、プラスチック製のフレームで構成され、子宮内に装着したまま最大5年間効果が持続します。形状によって精子の子宮侵入を防ぎ、レボノルゲストレルというプロゲステロンが子宮内膜を受精卵が着床しにくい状態にします。

骨盤内炎症性疾患(PID)

ミレーナ使用者のPID発症率は1%未満と報告されています。PIDは主にクラミジアなどの性感染症が原因で起こります。コンドームを併用しない限り、性感染症のリスクは残ります。未治療のPIDは不妊や骨盤痛など深刻な合併症を招くことがあります。

健康への影響

ホルモン変動により月経が不規則になることがあります。中には月経が全く来なくなるケースもあります。稀に敗血症(重篤な感染症)が起こることがあり、激しい腹痛や高熱、悪寒、嘔吐・吐き気が続く場合は速やかに医師の診察を受けてください。

考えられる副作用

装着直後は子宮内の不快感や軽い出血、めまいが見られることがあります。持続的な痙攣や強い痛みは異常ですので医師に相談してください。稀にIUDが子宮からずれ落ち、出血や痛みが増加することがあります。また、嚢胞ができることがありますが、手術が必要になるケースは極めてまれです。

一般的な副作用

膣分泌物が増えることがありますが、量が多くなったり悪臭がする場合は感染のサインです。頭痛、体重増加、背部痛、性欲低下、にきび、気分の変動、骨盤部の痛み、血圧上昇、子宮や卵巣の炎症なども報告されています。

その他の副作用

稀に偏頭痛や貧血が起こります。長期間続く過多月経は正常ではありませんので医師に相談してください。蕁麻疹や発疹、膨満感、体毛の増減、性交時の痛み、湿疹、手足のむくみなども報告されています。

警告

ミレーナは完全な避妊ではなく、約2/1000(0.2%)の女性が妊娠する可能性があります。子宮外妊娠や感染、流産、早産、最悪の場合は死亡のリスクがあります。激しい腹痛と大量出血がある場合は子宮外妊娠の可能性があるため、直ちに緊急受診してください。妊娠の疑いがある場合は速やかに医師に相談し、適切な管理を受けることが重要です。

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