自傷行為に対処するコンフォートカードの作り方
概要
自傷行為に苦しむ人は、うつ病、境界性パーソナリティ障害、不安障害など様々な精神疾患を抱えていることがあります。DBT(弁証法的行動療法)では、受容と検証を基本とし、破壊的な行動に代わる健全な対処法を学ぶことを目指します。その中心的なツールが「ダイアリーカード」で、患者とセラピストが毎日の衝動・感情・スキル・行動を記録し、自己管理を支援します。
必要なもの
- 大きめのインデックスカードまたは紙
作り方
カードの表面
カードの表に、行と列からなる表を描きます。表の上部に自分の名前と作成開始日を書き、列は「衝動」「感情」「薬物(該当する場合)」「行動」の4つに分けます。各行は曜日に対応させます。
「衝動」列には、自傷衝動や自殺衝動、薬物使用衝動など、最も苦しい衝動を書き出し、0〜5の尺度でその強さを評価します。該当しない項目は記入しません。
「感情」列には、苦しい感情(例:悲しみ)や目指す感情(例:喜び)をサブ列として書き、同様に0〜5で強度を評価します。
「薬物」列には、アルコール、違法薬物、処方薬、一般用医薬品などを記入し、使用した量や名称を曜日ごとに記録します。使用しない場合は省略可です。
「行動」列には「自傷」と「スキル」を設け、該当日には「Y」または「N」で自傷の有無を示します。スキル欄には、セラピストと共に決めたスキル(例:マインドフルネス、ポジティブ思考、健康的な食事など)を実践した回数を記入します。
カードの裏面
裏面にも表を作り、左から右へ曜日を並べた行を配置し、最後の列は空白にしておきます。
空白の列に、セラピストと共に決めた練習すべきスキルを書き込みます。
各スキルの横に曜日の行を並べ、実践したらチェック、実践した日を丸で囲むなどして視覚的に管理します。
