態度と行動の関係性
聖書には「人は思うがままに姿を変える」とあります。これは、考え方が人格を形作る力を持つことを示唆しています。ポジティブ心理学でも、態度を変えるだけで環境や状況を変えられると説かれています。これは、思考や信念という内面的な「態度」と、外部に表れる「行動」とが密接に結びついているためです。
態度
態度とは、自分の現実に対する考えや感情の総体です。経験や事実の受け止め方次第で、肯定的にも否定的にもなります。同じ出来事でも、背景が異なる人は全く違う態度を抱くことがあります。認知的側面が思考や信念を決定し、感情的側面がそれに基づく感情を生み出します。
行動
態度が「考える・感じる」ことだとすれば、行動は「実際に行うこと」です。多くの場合、行動は態度に基づきますが、言葉だけでは態度を測れません。たとえば、人種差別的な考えを口にしない人でも、差別的な発言や行動を取れば、実際の態度が明らかになります。
変化の起点
態度が行動を左右することが多いため、行動を変えるにはまず態度を変える必要があります。長年無関心だった人が健康を改善しようと決意したとき、自己価値観や自己認識を変えることで、目標達成に向けた行動が可能になります。いわゆる「名付けて主張する」考え方は、思考を変えるだけで未来を変えられると示唆しています。
不自然な行動
時に、根底にある態度と矛盾した行動を取ることがあります。これは自己防衛や外部からの評価を意識した結果です。たとえば、性的指向に葛藤を抱える人が家族や友人に受け入れられないことを恐れ、行動を隠す場合、内的な葛藤と周囲との摩擦が生じます。このような不自然な行動は、性格の欠点として他者に見られることがあります。
