危機介入活動のガイド
危機とは、個人の人生における転機や感情・身体的な大きな揺れ動きのことです。危機が必ずしも否定的な結果をもたらすわけではなく、多くの人が危機を機に変化し、成長し、より強くなることがあります。危機的状況に直面したとき、以下の活動を試すことで対処できるでしょう。
安全確保
危機に直面したらまず安全を確保してください。身体的な危険がない場所に移動した上で、出来事の感情的な影響に向き合うことができます。
支援を求める
危機は生活全体を揺るがす出来事です。一人で抱え込まず、家族や親しい友人、カウンセラーや宗教指導者などの専門家に相談しましょう。最初に相談した相手が助けにならない場合でも、諦めずに他の支援者を探してください。
リラクゼーション技法
危機を経験すると身体は緊張状態になります。会話や涙を流す、足先から額までの筋肉を緊張させてから緩めるなどして、緊張を解放しましょう。深呼吸も有効です。鼻から息を吸い、1秒ほど止めてから口でゆっくり吐き出します。口から急に息を吸い込むと過呼吸になる恐れがあるので注意してください。
問題・課題の定義
安全が確保でき、支援を受けて心が落ち着いたら、問題を言葉にしましょう。感情的な解釈を入れず、事実だけを述べます。例:「家が燃えてしまい、住む場所がありません」や「代数のテストで不合格でした」など。
非合理的信念への挑戦
危機そのものよりも、そこにまつわる非合理的な思考が私たちを苦しめることがあります。例えば「もう二度と安全を感じられない」「人生がすべて崩壊する」などの考えです。これらに対し、現実的な事実で優しく反論しましょう。「今は安全です」「生活の一部は変わりますが、多くは変わりません」など。
解決策のブレインストーミングと実行
危機は迅速な行動を要します。例えば家が燃えた場合は避難先を探し、成績不振で奨学金が危うい場合は教授に相談し、追加課題をお願いするなどです。支援者と共に可能な解決策をすべて挙げ、数時間で実行できるものを選びましょう。その後、数日間で更なる解決策を検討し、長期的な対策を計画します。
