子どもの悲しみサポートグループの運営ガイド
子どもにとって大切な人の死は深い悲しみを伴います。特に親の喪失は、子どもが「守ってくれる存在」を失うため、極度の不安を招きます。そんな子どもが悲しみを乗り越えるひとつの手段として、資格を持つメンタルヘルス専門家が主導する悲嘆サポートグループへの参加があります。本ガイドでは、子どもの悲嘆グループを安全かつ効果的に運営するための具体的手順を紹介します。
必要なもの
- ポスターボード
- マーカー類
- 子ども向けの悲嘆に関する書籍
実施手順
- 準備と参加者選定:同年代の子ども6〜8名を対象にします。開始1週間前に各児童と個別面談を行い、グループの目的や流れを説明し質問に答えます。
- 基本ルールの設定:安全な場を確保するため、子ども自身にルール案を出させ、ポスターボードに掲示します。毎回のセッション前に確認します。
- 悲嘆に関する絵本の活用:子ども向けの悲嘆絵本を数冊用意し、2回目のセッションで読み聞かせし感想を共有します。
- 活動プランの作成:7〜10回のセッションで、喪失した人を思い出すプロフィール作成や怒り・悲しみの表現活動などを計画します。参考書「Kid's Grief – A Handbook for Group Leaders」からアイデアを取り入れましょう。
- セッション数の管理:残り回数を子どもに随時伝え、最終回に向けた喪失感を適切に扱えるよう、最後の2〜3回は特に感情の整理に時間を割きます。
リーダーは子どもの喪失体験に精通した認定メンタルヘルス専門家であることが望ましく、グループ運営中も適切なスーパービジョンを受ける体制を整えてください。
