川や湖の水を飲む際の危険性と対策

川や湖は淡水系ですが、ろ過や消毒といった処理をせずに直接飲むのは絶対に避けるべきです。見た目・におい・味だけでは汚染物質を判断できないため、必ず適切に処理した後で飲用してください。

汚染物質

  • 動物の排泄物、ボートのトイレ、下水、油、農薬、ガソリン、重金属、酸性雨など、さまざまな生物学的・化学的汚染が常に流入しています。安全に飲むにはまずろ過し、次に消毒が必要です。

藻類

  • 藻類が大量発生(ブルーム)すると、光が遮られ水の自然浄化が阻害され、底生植物の成長も妨げられます。藻類が死滅すると分解が進み酸素が減少し、魚が死んだり逃げたりします。特にシアノバクテリア(藍藻)は強力な毒素を産生し、人に致死的な影響を与えることがあります。

疾病

  • 表層水には細菌、ウイルス、原虫、寄生虫などが含まれ、ジアルジアやクリプトスポリジウムなどの腸管感染症を引き起こします。症状は腹部膨満、嘔吐、体重減少、下痢、倦怠感などです。長期的に摂取すると肝臓・腎臓障害、免疫低下、神経障害、がん、先天性欠損など重篤な健康被害、最悪の場合は死亡に至ります。

表層水の処理方法

  • 野外で長時間活動する際は水分補給が必要です。安全に飲むための手順は次の通りです。
    ① できるだけ透明で、漂砂や泥、藻類、微小生物が少ない場所から水を採取する。
    ② 水面と底の中間層を狙うか、濁った水は布で濾過してから使用する。
    ③ 沸騰させて熱消毒するか、スポーツ用品店で入手できる浄水フィルターや塩素・ヨウ素タブレットを使用し、メーカー指示通りに処理する。

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