水筒の細菌汚染を調べる実験手順
はじめに
近年、環境と財布に優しいとされ、使い捨てのプラスチック製水筒を再利用する人が増えています。しかし、再利用用に設計されていない水筒を繰り返し使用すると、内部に細菌が繁殖しやすくなります。本記事では、使用した水筒が汚染されているか、または使用回数に応じてどれだけ細菌が増えるかを確認する実験方法をご紹介します。
必要なもの
- ペトリ皿
- ピペット
- 寒天培地(アガー)
- 熱湯
- 未開封の水筒(対照用)
- テストしたい使用済み水筒
- 永久マーカー
- インキュベーター(温度調節可能)
実験手順
アガーと熱湯を混ぜ、粉末が完全に溶けるまで攪拌します。
ペトリ皿を半分までアガー液で満たします。テストする水筒1本につき1皿、さらに対照用に1皿用意します。
未開封の水筒を開封し、対照サンプルとします。
ピペットで水を2 mL採取します。
対照用のペトリ皿に2 mLの清浄水を入れ、蓋をして「対照」とマーカーで記入します。
テストしたい水筒からも同様に2 mLを採取し、別のペトリ皿に入れます。皿と水筒に同じ番号を付け、次の水筒でも新しいピペットと皿を使用して同様に行います。
すべてのペトリ皿をインキュベーターに入れ、温度を約43 ℃(110 °F)に設定し、48時間保管します。
48時間後に皿を取り出します。対照皿は変化がなく、細菌が増殖した皿はアガー表面にピンク色の斑点が現れます。1つの斑点は約10万個の細菌に相当します。
まとめ
この簡単な実験で、再利用した水筒にどれだけ細菌が付着しているかを可視化できます。結果を踏まえて、定期的な洗浄や再利用専用の水筒への切り替えを検討しましょう。
