プラスチック製ボウル使用のリスクとは?

プラスチック製のキッチン用品は軽くて安価、洗いやすく収納も簡単で、サイズや形状も豊富です。容器が大きくなるほどプラスチック製である可能性が高くなりますが、近年、特に食品の調理・保存や子どもが使用する場合の安全性が懸念されています。

BPA(ビスフェノールA)

BPAは硬質プラスチックの製造や玩具の材料として広く使用されています。

最新の実験では、BPAに曝露されたラットの卵が遺伝的異常を示し、流産や先天性欠損の原因になることが分かりました。BPAはベビーボトルや缶詰の内側コーティングにも使われており、米国国立毒性プログラムによれば、ほぼ全員が体内にBPAを検出しています。特に子どもで高濃度が見られる理由はまだ不明です。

フタル酸エステル(Phthalates)

これらのゴム製アヒルは、柔らかさを出すためにフタル酸エステルが含まれています。

フタル酸エステルはプラスチックを柔らかくする添加剤で、内分泌撹乱物質とされています。精子数の減少や生殖異常、早熟化との関連が指摘されています。妊娠中の女性が血中フタル酸エステル濃度が高いと、出生した男児の男性化が低下するという報告もあります。ハーバード大学の研究では、フタル酸エステル濃度が高い男性は精子数・運動率が低く、DNA損傷も認められました。

BPA・フタル酸エステルの加熱時の溶出

電子レンジで使用する場合は、必ず「電子レンジ対応」表示のプラスチックを使用してください。

電子レンジで加熱すると、BPAやフタル酸エステルが食品に移行することが懸念されています。カナダがん協会は、適切な容器を正しく使用すればリスクは低いとしています。特に酸性や油分の多い食品を加熱する際は、必ず「電子レンジ対応」ラベルのある容器を使用し、使い捨てのプラスチック容器や割れやすいボトルは使用しないでください。また、熱湯や食洗機での洗浄後に再利用するのも避けましょう。

プラスチックボウルの安全な使い方

以下のポイントを守れば、プラスチックボウルは安全に使用できます。

  • 表面に傷や削れ、ひび割れがあるものは使用しない。特に加熱時は必ず破棄する。
  • 電子レンジ対応と明記されたものだけを加熱に使用し、加熱時間は必要最小限に抑える。
  • ラップで覆う場合は、食品に直接触れないようにする。代わりにワックスペーパー、白いキッチンペーパー、パーチメント紙を使用すると安心です。

ペットへの影響

ペットもプラスチックに含まれる化学物質の影響を受けやすいです。プラスチック製のペットフードボウルは、陶器やステンレス製のものに替えることをおすすめします。

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