ビスフェノールAを含むペットボトル使用のリスクとは?
ビスフェノールA(BPA)は、プラスチック製のペットボトルをはじめ、さまざまな食品容器に含まれる化学物質です。現時点でBPAが人にとって決定的に有害である証拠はありませんが、複数の研究が潜在的なリスクを示唆しています。
プラスチックボトルからBPAが放出される
シンシナティ大学の調査によれば、BPAを含むプラスチックボトルは保存液にBPAを放出することが確認されています。特に沸騰した水と接触した場合、放出速度が顕著に上昇します。
BPAは人体に取り込まれる
2004年に米疾病管理予防センター(CDC)が実施した調査では、対象となった2,517人のほぼ全員の尿中にBPAが検出されました。これは、プラスチック製品から放出されたBPAが体内に入りやすいことを示しています。
実験動物での結果
同大学の研究では、少量のBPAでも実験動物の生殖機能や脳の発達に影響を与えることが報告されています。これらの結果が、人間への健康リスクへの懸念を呼び起こしています。
人への懸念
現在のところBPAが人に有害である確固たる証拠はありませんが、米食品医薬品局(FDA)や米国国立衛生研究所(NIH)の国立毒性プログラムは、胎児・乳児・幼児への影響に警戒を示しています。FDAはリスク評価のため、さらなる研究資金を投入する方針です。
リスクを減らす方法
プラスチックボトルからのBPA曝露を抑えるには、金属製の水筒やBPAフリーのプラスチック製品に切り替えることが有効です。
