ステビアの安全性と使用上の注意点
ステビア(学名: Stevia rebaudiana)は、自然派甘味料として複数の企業が販売しています。パラグアイやブラジルの野生の低木として自生し、健康食品店でも入手可能です。
安全性の承認
かつては米国でサプリメントとしてのみ販売されていましたが、2008年12月に米国食品医薬品局(FDA)が一般用途の甘味料としてステビアを承認しました。天然成分であることから、推奨された使用量であればリスクは極めて低く、メリットが上回ります。
血圧への影響
ステビアは高血圧患者の血圧を下げる効果が報告されています。ただし、現在の医薬品の代替として使用すべきではなく、医師の指示に従って使用してください。
薬物相互作用
天然製品であるため、既知の薬剤との重大な相互作用は少ないとされています。しかし、大量摂取すると血圧降下作用があるため、抗高血圧薬や抗糖尿病薬と併用する際は注意が必要です。
がんリスク
2000年以降、メディアで甘味料ががんを引き起こす可能性が指摘されましたが、英国薬理学会の報告によると、10年以上ステビアを摂取した患者を対象とした臨床研究では、ステビアががんの原因になるという証拠は見つかっていません。
妊娠・授乳中の注意
ステビアは比較的新しい甘味料であり、胎児や授乳中の赤ちゃんへの影響はまだ十分に解明されていません。米国妊娠協会は、妊娠中に安全とされる非栄養性甘味料として、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、スクラロースを挙げています。サッカリンは胎盤を通過することが分かっているため、妊娠中の使用は推奨されません。ステビアについても同様に、妊娠中の使用は医師と相談することが望まれます。
総合的に見て、ステビアは適量を守って使用すれば安全性の高い甘味料といえますが、既存の薬剤を服用中の方や妊娠中の方は医師に相談してから使用してください。
