抗生物質服用中にアルコールは飲めますか?
概要
抗生物質とアルコールを同時に摂取すると、症状が悪化したり、場合によっては命に関わることがあります。影響の程度は薬の種類や摂取量、アルコール量によって異なります。
抗生物質の種類
抗生物質は細菌の増殖を抑制または殺菌する薬です。主な分類は以下の通りです。
- ペニシリン系
- セフェム系
- マクロライド系
- テトラサイクリン系(例:ドキシサイクリン)
アルコールと抗生物質の相互作用で現れる症状
主な症状は次のとおりです。
- 吐き気
- めまい
- 眠気・倦怠感
- 胃腸障害(腹痛、下痢)
影響とリスク
アルコールが必ずしも抗生物質の効果を弱めるわけではありませんが、ドキシサイクリン(商品名:ビブラミシン、ドリックス)など一部の薬はアルコールと併用すると血中濃度が低下し、効果が減少することがあります。また、アルコールと薬の代謝が競合し、肝臓に負担がかかり副作用が増強されることも報告されています。
警告
アルコールと抗生物質の同時摂取は、重篤な副作用や入院につながるケースが多く、米国の救急外来受診の約25%が薬剤とアルコールの相互作用によるものとされています。
対処法と予防策
もしアルコールと抗生物質を同時に摂取してしまった場合は、以下の手順を踏んでください。
- すぐに飲酒を中止し、十分な水分(水)を摂取する。
- 運転や機械の操作は避ける。
- 症状が続く、または重篤化する場合は速やかに医師に連絡する。
- 次回からは処方医や薬剤師に「飲酒可否」について必ず確認する。
