閉経症状緩和に大豆サプリは有効か?

なぜ大豆が注目されるのか

大豆にはフィトエストロゲンと呼ばれる植物性エストロゲンが含まれており、体内のエストロゲンと似た働きをします。閉経に伴うエストロゲン減少をフィトエストロゲンで補うことで、症状が緩和される可能性があると考えられています。


骨密度の低下

米国骨粗鬆症財団が報告した2つの研究では、閉経後の女性を対象に、プラセボ群と高用量大豆エキス摂取群を比較しました。2年後の骨密度の減少は両群でほぼ同じであり、大豆エキスが骨密度低下を防ぐ効果は限定的と結論付けられました。


ホットフラッシュ(ほてり)

臨床腫瘍学ジャーナルに掲載された二重盲検試験(150名以上の閉経後乳がんサバイバー)では、9週間後に大豆製品を服用した群の33%が症状の改善を報告しましたが、プラセボ群でも37%が改善を示し、統計的に有意な差は認められませんでした。結論として、大豆製品はホットフラッシュの緩和に効果がないとされています。


サプリメント vs. 大豆食品

2005年9月に『Archives of Internal Medicine』に掲載された研究では、大豆食品の摂取が骨折リスク低減と関連していることが示されました。日本では大豆食品が日常的に摂取されており、閉経症状を訴える女性の割合は他国の約3分の1にとどまります。食品としての大豆の方がサプリより効果的である可能性があります。


フィトエストロゲンの主な供給源

豆腐、テンペ、豆乳、ソイナッツなどは代表的なフィトエストロゲン食品です。大豆の錠剤や粉末も利用できます。黒コホシュ、野山芋、当帰、バレリアンなどのハーブもフィトエストロゲンを含み、錠剤やクリームとして市販されています。

ハーブ療法 - 関連記事