高タンパク質ダイエットの流行とリスク
ダイエットの原則
高タンパク質ダイエットは、炭水化物の摂取量を制限し、タンパク質の摂取量を増やすことで機能します。制限対象はパスタ、パン、砂糖、果物、デンプン質の野菜です。一方、推奨される食品は肉類、家禽、卵、脂肪、ナッツ、乳製品です。
炭水化物が不足すると、体は脂肪とタンパク質をエネルギー源として燃焼させます。この状態は「ケトーシス」と呼ばれ、飢餓時に体が自然に入るプロセスですが、意図的に誘発することは健康リスクを伴います。
高タンパク質ダイエットの種類
最も広く知られているのはアトキンスダイエット(またはアトキンス・ニュー・レボリューション・ダイエット)です。その他、カロリーは数えないダイエット、スキーチームダイエット、プロテイン・スパーリング・ダイエット、ドリンクマン・ダイエット、ゾーンダイエットなどがあります。これらは野菜性タンパク質の利用や脂肪の種類、動物性脂肪とタンパク質の比率などで細かな違いはありますが、基本的な原則はほぼ同じです。
ダイエットのリスク
米国心臓協会や保健衛生局などの公的機関は、減量目的の高タンパク質ダイエットを推奨していません。その理由は、心臓病のリスク、必須栄養素の不足、体内の尿酸増加などが懸念されるためです。
タンパク源を主に植物性にすれば心臓病リスクは低減しますが、過剰な尿酸はめまい、脱水、便秘、倦怠感などを引き起こし、放置すると腎結石や痛風になる恐れがあります。糖尿病患者や腎機能が低下している人は特に注意が必要です。
推奨事項
高タンパク質ダイエットを始める場合は、できるだけ植物性タンパク質を中心に摂取し、赤肉は週に約500g(約18オンス)以下に抑えることをおすすめします。また、ホットドッグや加工肉などの高度に加工された肉製品は避けることで、結腸がんのリスクも低減できます。
