オレンジの特徴と栄養価

オレンジは樹上で育つ柑橘類です。もともとはアジア原産と考えられますが、野生は残っていません。13世紀半ばから14世紀初頭にかけて地中海地域に伝わり、15世紀中頃にアメリカ大陸へ渡りました。以来、オレンジは世界で最も人気のある果樹園作物となっています。

色と形状

オレンジは主に球形または楕円形で、熟した時の色が名前の由来となるオレンジ色です。血橙は赤みがかった色をしています。成熟前は緑色で、熟した後に再び緑が残ること(リグリーン)があります。リグリーンは、摂氏28〜29度、湿度92〜95%、エチレン濃度5ppm以下の環境で保存することで緑色が消失します。

品種により微妙に味は異なりますが、概ね甘味が主体です。皮のすぐ下にある白い部分(アルベド)は苦味があります。熟度や栽培条件、品種によっては酸味を感じることもあります。

皮の特徴

オレンジの皮は革のような質感で多孔質です。そのため空気が果実内部に届きやすくなっています。パイナップルオレンジやマーズオレンジは皮が厚く、ハムリンやヤッファオレンジは薄いです。皮の硬さ(厚さではなく弾力性)が剥きやすさを左右します。

種子

オレンジは種があるものと種なしのものがありますが、種なしオレンジでも0〜6個程度の種が含まれることがあります。種は果肉の中に埋まっています。代表的な種なし品種はネーブルオレンジやハムリンです。

栄養価

オレンジはビタミンCの重要な供給源です。180g(大きめ1個)で推奨摂取量の約160%を摂取できます。ビタミンC欠乏は壊血病を引き起こし、18世紀の航海者の健康問題を解決した歴史があります。オレンジには食物繊維、ビタミンA、カルシウムも含まれ、脂質や炭水化物はほとんどありませんが、1食分で約17gの糖分を含みます。

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