なぜ高タンパク質ダイエットで排尿回数が増えるのか?

たんぱく質ダイエットの歴史

1990年代にアトキンス・ダイエットが登場し、高タンパク質ダイエットが一般に広まりました。アトキンス・ダイエットは心臓専門医ロバート・アトキンス博士が自らの減量を目的に考案したものです。アトキンス博士は、鶏肉・牛肉・卵・魚といったタンパク質中心の食事が体重減少を促し、病気の予防やエネルギーレベルの向上に役立つと主張しました。それ以降、同様のプランが数多く登場しています。

たんぱく質ダイエットの食事例

たんぱく質ダイエットでは、鶏肉・牛肉・卵・魚といった食材を中心にし、パン、パスタ、果物、でんぷん質の野菜など炭水化物が多い食品はほとんど摂取しません。例えば、昼食にベーコンチーズバーガーをマヨネーズとマスタードで食べても、バンズは抜きます。夕食はステーキとベーコンで構いませんが、ポテトは添えません。砂糖やカフェインもほぼ禁止されています。

たんぱく質ダイエットと水分摂取

たんぱく質ダイエットは食物繊維が少なくナトリウムが多いため、1日あたり7〜10杯の水分摂取が推奨されます。水は消化を助け、代謝を高め、体内の毒素を排出します。また、腎臓や肝臓といった重要な臓器の機能をサポートします。水分を多く摂れば、当然体内の余分な水分を排出するため、排尿回数が増えるのは自然なことです。

たんぱく質ダイエットとケトーシス

ケトーシスは、1日の炭水化物摂取量が100g未満になると起こります。たんぱく質ダイエットでは炭水化物を1日50g未満、さらに開始後2週間の「インダクション」期間は20g未満に抑えることが一般的です。この状態になると、脂肪が分解されてケトン体が生成されます。ほとんどのケトン体はエネルギー源として無害で有益ですが、アセトンはエネルギーとして利用されず、体内から廃棄物として排出されます。これが、たんぱく質ダイエット中に頻繁に排尿する理由の一つと考えられます。

まとめ

医療専門家は、高タンパク質ダイエットが腎臓・肝臓・心臓に及ぼす長期的な影響を懸念しています。しかし、これらのプランは体重減少に有効であり、全体的な健康に悪影響を与えるという証拠はありません。頻繁に排尿する人は、むしろ水分摂取が増え、ケトーシスが働いている証拠と考えられ、ダイエットは正しく行われていると言えるでしょう。

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