血液中のトリグリセリドが132の場合、臨床的に何を意味するか

米国心臓協会によると、血中のトリグリセリドは体内で脂肪が存在する主な化学形態です。血液中ではコレステロールと結合した血漿脂質として存在し、食事から摂取した脂肪や炭水化物が余剰カロリーに変換されて貯蔵されます。

高トリグリセリドとは

ワシントン大学のJ.E. Hakanson博士が『Journal of Cardiovascular Risk』に報告した研究によると、血漿中のトリグリセリドが高いことは心血管疾患のリスク因子です。高トリグリセリド(高トリグリセリド血症)は、過剰なカロリー摂取だけでなく、糖尿病、腎臓疾患、遺伝的要因でも引き起こされます。

高トリグリセリドは心臓に有害です。

トリグリセリドの基準値

トリグリセリドは空腹時血液検査で測定し、単位は mg/dL(ミリグラム/デシリットル)です。米国国立コレステロール教育プログラムのガイドラインは以下の通りです。

  • 正常:150 mg/dL 未満
  • 境界域高:150〜199 mg/dL
  • 高値:200〜499 mg/dL
  • 非常に高値:500 mg/dL 以上

検査値が 132 mg/dL であれば、正常範囲内です。

生活習慣での対策

トリグリセドが心疾患リスクを高めるため、血中値が境界域高でも体重管理と食事に注意が必要です。1日最低30分の有酸素運動を推奨します。飽和脂肪酸(赤肉、卵黄、甲殻類、内臓)や高糖質食品はインスリン分泌を刺激しトリグリセリドを上昇させるため、摂取を控えましょう。体重減少、禁煙、糖尿病や高血圧の適切な管理も重要です。

1日30分の運動は心臓に必須です。

オメガ‑3脂肪酸の効果

カナダ医師会誌に掲載されたB.J. Holub博士の研究では、魚に多く含まれるオメガ‑3脂肪酸の摂取が高トリグリセリド血症の改善に有効とされています。サーモン、サバ、マス、ツナなどが代表的です。マスタードシードや亜麻仁にも含まれます。1日あたり約4 gのオメガ‑3摂取が目安です。

サーモンはオメガ‑3の豊富な食材です。

薬物療法

家族性高トリグリセリド血症などで食事・運動だけで改善が難しい場合、医師はスタチン(リピトール、メバコール、ゾコール)やフィブラート、ニコチン酸などの薬を処方することがあります。

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